MY BEACH TOWN

2泊3日のヌーサTRIPへ。

NOOSA #1

Contributed by Akemi Kan
Photo by Chrystal Dawn

Trip / aug.14.2018

ゴールドコースト空港を拠点とする東海岸には、
世界有数のビーチタウンがいっぱい。
だから少し足を伸ばして次の街へ。
リゾート地としても名高いヌーサは、高揚した人々の笑顔で溢れている。

海岸線をドライブするだけで、次々と魅力的なビーチに出会えるオーストラリア。今回旅をした東海岸には、拠点にしていたバイロンベイの他、サーファーズパラダイスやボンダイビーチなど、一度は訪れてみたい街がたくさんある。でもオーストラリアは大きい。だから2週間の旅で巡ろうと思うと、すべての街が急ぎ足になる。個人的な旅の好みとしては、同じ場所に1週間近く滞在して街の雰囲気や人々の暮らしをリアルに感じること。裏道をブラブラと歩いてみたり、一日中ビーチで人々を観察したり。なんでもない時間からその街の空気を感じるのが好きだ。



だから2週間に及ぶこの旅もほぼバイロンベイに滞在し、一度だけ2泊3日のヌーサトリップへ。車で4時間ほど北上するヌーサの街は、オーストラリアの人々の間でも人気のリゾート地。「ヌーサフェスティバル」という大きなサーフイベントが開催される場所で、世界有数のサーフスポットでもある。
早朝にはバイロンベイを出発して、まずは郊外にある「THE FARM」へ。ここは目の前の牧場や農場で採れた食材を使った料理が美味。パンもかなり美味しいので、ドライブのお供にゲット!



サーフボードを積んだ車でゆっくりと走り、昼前にはヌーサへ到着。オーストラリアに来て早1週間が経っているけど、まだ食してなかったソウルフード「フィッシュ&チップス」にご対面。熱々、サクサクッと美味しい! ヌーサのビーチ沿いにはたくさんのレストランやショップが並んでいるので、食事も買い物も困らない。むしろその賑わいはハワイのワイキキを彷彿させるほど。今まで海辺の写真しか見たことがなかったので、ヌーサがこんなに都会だとは思わなかった…。



オーストラリア中の人が憧れるヌーサのメインビーチの前には、海が見えるライフセービングクラブがあり、いつも観光客で大賑わい。同じ建物内にビジターインフォメーションセンターもあるので、ヌーサの情報も一緒に手に入る。街並みだけを見るとかなり賑やかだけど、ふと海へ目を向ければ景色は変わる。



ごろんと寝転がってのんびり読書。はしゃぐ子供達や散歩中の犬、海辺を眺める老夫婦など、いろんな人がいるけど皆それぞれにビーチを満喫している。数分歩くと緑豊かなトレイルもあり、小さなエリア内で“静と動”、“自然と街”を味わえるのがいい。



そして多くの人が自宅やホテルに帰り始める夕暮れとともに海へパドルアウト。海は本来の静けさを取り戻し、優しい光と穏やかな空気だけがサーファーを包む。さっきまで見ていた街やビーチの喧騒はまるで別世界。目と鼻の先なのに、まったく違うヌーサの魅力が広がる。海を見渡すトレイルの端では、テーブルを持ち出しビールやワインで乾杯する地元の人が増えてきた。サーフボードの上にまたがりその風景を見ながら、「これがヌーサの日常なんだ」と少しこの街を理解した気持ちになる。そんな瞬間が旅を嬉しくする。

→NOOSA #2へ続く

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